Beyond Organic

私なりに”Beyond Organic”の新しい定義を作成しようと思っております。

持続可能な農業への深い関心と、農業ビジネスの革新を求める意欲を基本に！

オーガニック農業は化学肥料や農薬の使用を避け、自然に近い形での食品生産を目指すという認識ですが、

“Beyond Organic”はこれをさらに進めた概念です。以下に項目を挙げて見ます。

 

**環境保全**: 自然エネルギーの利用を含む、農業活動が地球の生態系に与える影響を最小限に抑える方法の探求。これには、土壌の健康を維持し改善するための方法、水資源の保全、生物多様性の促進が含む。

 

**社会的責任**: 地域社会との関係を大切にし、公正な労働条件を提供すること。地域経済への貢献や、食品アクセスの公平性の向上も含む。

 

**経済的持続可能性**: 農業活動が経済的にも持続可能であることを保証。これは、生産者が公正な価格を受け取ること、そして農業ビジネスが長期的に経済的に自立可能であることを意味する。

 

**教育と共有**: 知識の共有と教育を通じて、より広いコミュニティに”Beyond Organic”の理念を普及させること。これには、持続可能な農業技術の普及や、消費者教育も含む。

 

**技術とイノベーション**: 最新の科学的知見と技術を農業に応用し、持続可能性を高める新しい方法を探求する。これには、精密農業、自然エネルギーの利用、遺伝子編集技術の倫理的な使用が含まれる。

 

**レジリエンスと適応性**: 気候変動の影響に対するレジリエンス（回復力）と適応性を高めるための方法を模索。これは、農業システムが未来の不確実性に対しても強靭であることを意味する。

 

**オーガニック認証との連携**: オーガニック認証を基盤としつつ、それを超える厳格な基準を設けること。これには、環境、社会、経済の各側面における追加的な基準が含まれる可能性があります。

 

これらのポイントを踏まえて、”Beyond Organic”の新しい定義を構築していきたいと思います。

定義を作るには時間がかかりますが、具体的な実践方法、目標、基準を設定し関係者との協力、知識の共有、教育活動を継続する中で見いだせたらと思います。

2024年2月27日 高野済